次世代型経営 異業種事例の導入で高収益体質に転換し、売上1.5倍を実現。 株式会社 DCT教育 代表取締役 今村 英之 様

  • 学習塾・スクール業界
公開日
更新日

過疎化が進む地域での個人塾経営。将来への不安を抱え悩んでいた今村様が、研究会で得た「異業種の知恵」をいかにして自塾の武器に変え、高収益な時流適応モデルへと進化させたのか。その軌跡を伺いました。

このまま過疎化が進む町で生き残れるのか?

―― 研究会に入会される前は、どのような経営課題を抱えていらっしゃいましたか?

今村様: 学習塾を立ち上げ34年経ち、生徒数は7080人、多い時は100人規模まで増え、集客面では順調でした。しかし、本校がある地域は明らかに過疎化が進むことがわかりきっていた場所です。「今は集まっているけれど、このままでいいのか?」という漠然とした不安がありました。

また当時は、私一人で経営から全クラスの集団授業までをこなしていました。経営者としての知り合いも全くおらず、今後の塾業界がどうなっていくのか、生き残るためにどうすればいいのかという「情報」が圧倒的に不足していたんです。

そんな時、車での通勤時間(片道1時間半)に聞ける船井総研の経営CD教材を見つけ、聞いてみたのが最初の出会いでした。

初めての例会で受けた衝撃。突き抜けた経営者たちとの出会い

―― お試しで研究会に参加された際の印象はいかがでしたか?

今村様: 想像以上でしたね。少子化が進む中で今後どう店舗展開をしていくべきかといった、船井総研のコンサルタントの方の話す次元の高さに衝撃を受けました。

また、同じ教育業界でも、学習塾だけではなく英会話スクールやそろばん教室などで圧倒的な集客実績を出している経営者の方々の事例を直接聞けたことも大きかったです。「斜陽産業と言われる分野でも、こんなにすごいことをやっている人たちがいるんだ」と、他業種の経営者のお話が非常に新鮮で、自分ももっと学びたいと思い入会を決めました。

他社の事例×自社のアイデアで大ヒット講座が誕生。売上は1.5倍へ。

―― 入会後、実際にどのような取り組みを行い、成果に繋がりましたか?

今村様: 私は本来めんどくさがり屋なのですが(笑)、「これをやろう」と決めた時のスピードは速いんです。 研究会で聞いた他塾さんの事例やコンサルタントのアドバイスをヒントにして、自塾向けにアレンジした「夏休みの宿題(読書感想文など)完成講座」を企画しました。これが子どもたちや保護者のニーズに刺さり、大ヒット。今でもうちの塾の目玉講座になっています。

また、経営面でも大きな変化がありました。 以前は田舎ということもあり、客単価をかなり安く設定した「薄利多売」の状態でした。人数が多いのでとにかく忙しかった。そこで、研究会での学びを活かして、後押ししていただいて「単価を適正な価格に上げる」という仕組みの変更を行いました。結果的に、無理に生徒数を追わなくても売上は1.5倍に成長しています。

さらに、研究会で「映像授業」を活用している塾さんとの情報交換をきっかけに、「これなら自分にもできる」と一歩踏み出し、清須市に2教室目を出店することもできました。

―― 今後のビジョンについてお聞かせください。多店舗展開などは視野に入れていますか?

今村様: よく「もっと教室を増やさないんですか?」と聞かれるのですが、私はむやみに教室を増やすつもりはありません。

私には息子がおり、卓球の練習に付き合うなど、子どもとの時間をたくさん作りたいという思いがあります。だからこそ、今の2つの教室で、生徒数という規模ではなく「第一志望の合格率」や「指導実績」において、圧倒的な地域No.1の塾であり続けること。それが今後の目標です。

研究会の真の価値は「異業種交流」にある。

―― 最後に、同じように悩む塾経営者の方へメッセージをお願いします。

今村様: 「スクール・学習塾ビジネス経営研究会」には、全国各地から、個人塾から多教室展開される企業まで、エリアも事業規模も全く異なる経営者が集まっています。さらに最大の特徴は、学習塾にとどまらず、英会話スクールやそろばん教室・プログラミング教室・スポーツ教室など、多様な業態の企業が参加していることです。

入会を検討される塾経営者の方の中には、「塾の情報だけが欲しい。英会話や他業種の話なんて自塾の参考にならない」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし私は、業界の常識にとらわれない「他業種(異業種)の事例」にこそ、自塾の現状を打破し、大きく飛躍させるヒントが隠されていると確信しています。事実、私自身も英会話スクールさんの斬新なイベント集客や、そろばん教室さんの圧倒的な生徒獲得の仕組みに触れ、「塾でもこの手法が使えるんじゃないか?」と、自塾のアイデアに直結した経験が何度もあります。

同じ業界の「当たり前」の中だけで考えていては、新しい発想は生まれません。規模も業種も違う、視点の異なるさまざまな経営者たちとフラットに本音で語り合える。これこそが、他にはないこの研究会最大の価値だと実感しています。