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株式会社 船井総合研究所 マネージャー 児玉 梨沙です。
昨今、幼稚園・保育園・認定こども園を運営されている法人の皆さまから、ご相談をいただく機会が多いテーマの一つが「園における『気になる子(発達の凸凹がある子)』への対応」です。
文部科学省の調査によると、通常学級に在籍する小中学生のうち、学習面や行動面で著しい困難を示す児童生徒の割合は8.8%(約11人に1人)に上ると推計されています。現場の先生方からも、「ひと昔前より対応に悩む子が増えた」「今の配置基準では一人ひとりに寄り添った支援が難しい」という切実な声をよく耳にします。
幼稚園・保育園・認定こども園事業者自らが「児童発達支援・放課後等デイサービス(障がい・発達の特性がある子どもに対し、日常生活の動作や集団生活への適応を養う通所型の障がい福祉サービス)」を立ち上げる事例も増えてきました。
本日は、そんな状況の中 令和元(2019)年に児童発達支援・放課後等デイサービスを立ち上げ、現在「運動学習療育」と「音楽療育」をコンセプトにした事業所を2施設設置・運営されている埼玉県本庄市の社会福祉法人 梅花福祉会様の事例をご紹介します。
園の和太鼓・音楽プログラムを「療育化」
梅花福祉会様が児童発達支援・放課後等デイサービス「うめっこスポーツ」を立ち上げたのは、令和元(2019)年のことでした。
少子化が進む中で「地域で頼みにされ続ける法人でありたい」という強い決意のもと、保育・教育のプロとしてのノウハウを活かしつつ、「運動学習療育」をコンセプトにした児童発達支援・放課後等デイサービスを立ち上げました。その後、音楽療育をコンセプトにした「うめっこリズム」も開設し、現在は参入から7年目を迎えています。
特に2施設目の「うめっこ リズム」の特色として、園のプログラムを「療育化」した独自のメソッドが挙げられます。認定こども園で長年実施されていた和太鼓や音楽活動を、1事業所目でのノウハウをもとに療育プログラムとして再設計しています。
園で慣れ親しんだ活動がベースにあるため、子どもたちも安心して楽しく取り組むことができ、また法人の教育・保育理念も一貫して浸透しています。
同法人内だからこそ実現できる「密な職員同士の連携」
担任と療育スタッフの「同僚」ならではの密な連携も社会福祉法人 梅花福祉会様の強みの一つです。
外部の療育施設との情報共有には限界がありますが、法人内であればクラス担任と児童発達支援管理責任者が日常的にコミュニケーションを取ることが可能です。デリケートな相談も「同僚間」で即座に共有され、園と療育の双方で一貫したアプローチが取られています。
また、職員が年度ごとに定期的に異動配置を行うことで、専門性の向上や帰属意識の醸成にもつながっています。「園の教育プログラムを療育プログラムとして再設計した」ことも異動をスムーズにしたことに繋がっています。
2026年5月21日(木)開催|梅花福祉会様 現地視察セミナーのご案内
「児童発達支援・放課後等デイサービスに興味はあるが、イメージがわかない」
「保育園が運営する児童発達支援・放課後等デイサービスではどんなことをしていて、どんな環境なのだろうか」
「現場の職員配置や既存園との連携はどうしているのだろうか」
このような疑問をお持ちの方に朗報です!
今回ご紹介した梅花福祉会様の「児童発達支援・放課後等デイサービス」をはじめ、少子化時代に保護者から「選ばれ続ける」子育てワンストップサービスを現地で見ることができるセミナーを開催します。
認定こども園や子育て支援センター、放課後児童クラブ、産後ケアとの連携、またパネルディスカッションにて 事業を支える幹部職員のリアルな本音に触れられるチャンスです。
<このようなお悩みを抱える経営者の皆様におすすめです>
・認定こども園、学童クラブ、児発・放デイ、産後ケアを繋ぐ「子育てワンストップサービス」の実践例を直接見たい
・少子化・人口減少時代において、こどもを核とした多角化・多機能化経営を目指している
・保育園が手掛ける「産後ケア事業」の立ち上げから運営ノウハウのリアルを知りたい
・保育現場と密接に連携した児童発達支援・放課後等デイサービスの具体的な成功モデルを学びたい
・事業の多角化を通じて、職員の多様なキャリアパスを提示し、職員の定着を図りたい
・各事業を牽引する現場職員の本音を直接聞き、次世代の管理職育成や組織づくりのヒントを得たい
【開催概要】
日時:
2026年5月21日(木) 集合11:30(開始 12:00)/開催17:30(予定)
視察会場:
社会福祉法人 梅花福祉会 コウガの森・共和(埼玉県本庄市児玉町蛭川885)
参加料金:
一般価格(1名様):税込 66,000円
会員価格(1名様):税込 52,800円


