園運営と園経営の違いを理解し合う

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更新日
執筆者船井総研教育・保育業界コンサルグループ
コラムテーマ経営戦略
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皆様
いつも保育園経営.com のコラムをご愛読いただきましてありがとうございます。
船井総合研究所の菅野 瑛大(かんの あきひろ)です。

 

「伝わらない」の理由


 

経営陣から、園長や現場リーダーにマネジメントを強化するように伝えた際に、
どのくらい思った通りの行動をしてくれるでしょうか?
多くの先生は、その指示のもと何らかの努力をしてくださっているはずです。
一方で「成果が見えない」ことも同時に多く感じられるのではないでしょうか。
その理由は、メンバーが育っていないから・・・ではありません。
経営陣と現場におけるマネジメントの感覚にズレがあるためです。
一言で、マネジメントといっても様々な視点があります。
令和時代、そして保育業界が成熟期に入った今、いかに丁寧な言語化ができるかが、
重要なポイントになります。

 

ここからは、マネジメントをどのような理解ができるかを整理してみます。

 

マネジメントの因数分解


 

保育業界におけるマネジメントとは何を指すでしょうか?
まず、あげられるのは現場が問題なく運営できる配置と離職者が発生しないように、 メンバー間の調整やケアをすることを求めることです。
実はこの二つのマネジメント内容は、異なるカテゴリのものになります。 前者は配置という“制度対応”であり、後者は離職防止という“人事対応”といえます。
つまり、管理者として一つのマネジメントという仕事を依頼しているつもりでも、 対応すべき質が、まったく異なるということです。
新人~中堅~管理者と成長していくと異なる(べき)ものは、仕事の量ではなく、 仕事の幅(と質)なのです。

 

ここで、保育施設における現場が担う“マネジメント”の中身を整理していきます。
経 ①担当保育施設の事業計画管理
営 ②担当保育施設の収支管理
↑ ③担当保育施設の園児管理(入退園管理・各種書類・申請管理)
      ④担当保育施設の人材管理(採用・定着・育成)
      ⑤保育制度に適応した人員配置管理
↓ ⑥教育保育の質の向上
運 ⑦保育制度に適応した運営管理
営 ⑧日々の教育保育の品質担保

 

あくまでも一部でより細かく分けることもできますし、状況に応じて順番は異なります。
それでも、大きくは経営により近くなると「数値管理」的な内容が多くなり、 現場に近づくほど職人としての「質の管理」が増えていきます。

 

何をどうしてほしいかを伝える



 

「とにかくやって!」ではなく、自分が依頼したものが、どのカテゴリに入るものなのか、
一つひとつを丁寧に言語化して、伝えていくことが重要です。
実は、これを行うとPDCAサイクルがまわるようになってくきっかけとなります。

 

なぜなら、しっかりとカテゴライズされた指示であれば、仮にできてないことがあっても、
その要因にたどり着くまでの距離が短縮されるからです。

 

多くの現場責任者は、園運営はできても園経営ができないケースが多いです。
その為、その違いやポイントを明確に伝え理解してもらうことで、
経営陣の皆様のメッセージが伝わるようになっていきます。

 

理解してもらうためには、何故伝わらないのか・・・相手を理解するところから始まります。
そして、どのようにしたら伝わるか、指示の内容を整理することが重要なポイントなのです。

 

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・会員価格  8,000円 (税込 8,800円)/ 一名様
 





 






執筆者 : 船井総研教育・保育業界コンサルグループ

船井総研の教育・保育業界コンサルグループは、私たちは、園・学校・スクールという枠組みを超え、すべての教育機関が「地域の持続的な成長を支える心臓部」へと進化することを支援します。コンサルティング事業で培ってきた成功モデルを武器に、ほぼすべての業種・テーマをカバーしております。経営に関するお悩みを幅広く解決いたしますので、是非お気軽にご相談ください。