日ごとに暖かさが増し、春の訪れを感じる季節となりました。一方で、この時期は天気の変化が激しく、体調を崩しやすい時期でもあります。理事長・園長の皆様におかれましては、新年度の準備でお忙しい中かと存じますが、くれぐれもご自愛ください。
前回のコラムでは、生成AIによる業務効率化の可能性についてお伝えしました。しかし、実際に導入を検討する段階で多くの経営者様が直面するのが、「個人情報の漏洩は大丈夫か?」「AIが間違った情報を出したらどうするのか?」という不安です。
革新的なツールには、必ずリスクが伴います。しかし、リスクを恐れて遠ざけるのではなく、「正しく活用する」ことこそが、これからの保育経営におけるDX化の要となります。
保育現場における生成AI活用の「3大リスク」
保育園という、極めて機密性の高い個人情報を扱う現場において、生成AIを利用する際には主に3つのリスクを認識しておく必要があります。
1. 個人情報の漏洩(入力データの取り扱い)
生成AIは、入力されたデータを学習に利用する設定になっている場合があります。園児の氏名、家庭環境、発達状況などの個人情報をそのまま入力してしまうと、その情報がAIの学習データとして取り込まれ、他者の回答に流用されるリスクがゼロではありません。
2. ハルシネーション(もっともらしい嘘)
AIは、事実に基づかない情報を真実かのように回答することがあります。これを「ハルシネーション(幻覚)」と呼びます。例えば、最新の保育指針や自治体独自の助成金ルールなど、正確性が求められる情報をそのまま鵜呑みにしてしまうと、大きな運営ミスに繋がりかねません。
3. 著作権と権利侵害
AIが生成した画像や文章が、既存の著作物と酷似している場合、意図せず著作権を侵害してしまう可能性があります。特に園のパンフレットや外部向けのSNSで活用する際には、細心の注意が必要です。
安全にAIを導入するための「3つのルール」
これらのリスクを回避し、現場の負担軽減と安全性を両立させるために、以下の「3つのルール」を推奨しています。
① 「個人情報・機密情報」の入力禁止を徹底する
「園児名・保護者名は仮名にする」「具体的な住所や電話番号は入れない」といった基本ルールをマニュアル化します。また、法人として「入力データを学習させない設定(オプトアウト)」が可能な有料版の契約を検討することも、重要な投資判断です。
② 「最終確認」は必ず人間が行う
AIはあくまで「たたき台」を作るアシスタントです。AIが作成した指導案やお便りの内容は、必ず経験のある保育士や主任が内容の正確性と妥当性をチェックするフローを構築してください。
③ 園独自の「利用ガイドライン」を策定する
現場の判断に任せるのではなく、園として「どの業務に、どの範囲でAIを使って良いか」を明確にしたガイドラインを作成します。これにより、職員は「どこまでやっていいのか」という迷いから解放され、心理的安全性が確保されます。
「具体的にどのようなガイドラインを作ればいいのか?」「他園ではどのようなトラブル対策をしているのか?」
そうした疑問をお持ちの経営者様に向けて、船井総合研究所では、保育現場のリアルな課題に即した生成AI活用セミナーを開催いたします。実際にどのように導入し、どのような成果が出ているのか。成功事例を交えて詳しくお伝えします。
【開催日程】
全日Web開催(Zoom) PCがあればどこでも受講可能です!
2026年4月6日(月)
2026年4月10日(金)
2026年4月14日(火)
2026年4月16日(木)
※各回、同じ内容です。ご都合のよい日時をお選びください。
【開催時間】
13:00~16:00 (ログイン開始:全日開始時間30分前〜)
【参加費用】
一般価格 (1名様):税込33,000円 (税抜30,000円)
会員価格 (1名様):税込26,400円 (税抜24,000円)


