全国525園調査してわかった、園児募集のイマ

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更新日
執筆者居村 朋哉
コラムテーマ園児募集
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いつもご愛読いただきありがとうございます。
船井総研の居村朋哉です。

本日はAIを活用して調べた、全国525園の調査結果からわかった、園児募集のイマについて解説します。

募集の起点が1歳児になっているのは全体の34%

未就園児教室が当たり前になり、2年保育→3年保育→4年保育と移行してきた今の時代において、園児募集の低年齢化は避けられません。

とはいうものの、実際いろいろな園をお邪魔する中で1歳児からの未就園児教室や、単発のイベント等を定期的に開催できている園はまだまだ多くありません。

加えて、0歳児まで幅を広げて募集をしている園はわずか20%

こども誰でも通園制度が始まった日が浅く、支援センターや児童館以外では、0歳児の子を持つ親が安心して遊べる場所はまだ多くありません。

幼稚園・認定こども園において、このような場所を提供したり、赤ちゃん食堂の様な給食と親の昼食をセットにしたような企画は一定の集客が見込めるものと考えられます。

かたや、2歳児に向けた企画は既に飽和しており、この年齢において差別化を図り集客を強化することは難しくなってきています。

大規模園に勝つための0歳児起点の募集戦略

さらに規模別(100名未満、100名以上~200名未満、200名以上)にみると、園児募集の起点年齢が0歳児になっているのは

・100名未満:35%
・100名以上~200名未満:42%
・200名以上:22%

と大きな規模の園ほど、1歳児や2歳児から募集活動を行っていることがわかりました。

しかも、200名未満の園で見ても約40%程度しか0歳児からの募集活動を行っておらず、半分以上の園は1歳児や2歳児から募集活動を行っていることがわかりました。

普段お邪魔させていただいている園においても、

・1歳児、0歳児の保護者向けに何していいか…
・制作とか、リトミックとかできないし…

という、内容に悩まれている経営者をよくお見掛けします。
そこで毎回お伝えするのは、

・「企画」で集まるわけではなく、「場所」を求めて集まるので、「企画」そのものにすごくこだわっている保護者はそう多くない

ということです。
もちろん魅力的な企画は非常に有効ですが、その分準備の工数や費用がかさみます。
また、1回でたくさん集客しても継続してきていただくには、こちらの工数や体力が持ちません。
そのため、保護者がこれる「場所」を作り、その「場所」づくりはなるべく低工数×低費用で実施できるものがおすすめです。

低年齢児向けには、保護者との接触時間ではなく、接触回数を積み上げられるような企画を検討していきましょう。

 

執筆者 : 居村 朋哉

東京理科大学理学部数学科卒業後、船井総合研究所に入社。在学中に中学校・高校の数学の教員免許を取得。子ども・子育て支援新制度開始以降、認可保育所向け認定こども園移行サポートを中心にコンサルティングサービスを提供している。 処遇改善等加算については愛媛県から業務を受託し、制度解説や配分計画策定の業務にあたったり、複数園運営している法人における処遇改善等加算等加算の配分計画策定や、担当事務に対する制度解説、申請書類作成サポートを行ったりする等の実績がある。 また日頃各園の経営者と仕事をする中でお伺いする運営上の課題やチャレンジしたい子育て支援事業、行政が抱える課題や展開したい事業をつなぎ、地域の子育て支援をサポートするような仕事にも取り組んでいる