A.専門学校の効果的なSNS活用法は、高校生がオンラインで比較検討する現代において「リアルな魅力の発信」と「学生の巻き込み」が鍵です。オープンキャンパス前に学校の雰囲気を伝える情報発信や、参加者がハッシュタグで投稿したくなる体験(SNS映え)の企画、そして教職員ではなく在校生を起点としたLINE登録促進などが重要となります。
1. コロナ禍以降の「オンライン比較検討」に対応した情報発信
コロナ禍を経て、高校生の学校選びはオープンキャンパスへ参加する前の「オンライン上(SNSやYouTubeなど)での比較検討」を重視する傾向へと大きく変化しました。そのため、まずはオープンキャンパスに参加する前に「学校の強み」や「リアルな魅力」を正しく知ってもらうための情報発信が不可欠です。例えば、在校生から「魅力的だ」と確認が取れたプロモーション動画や、学校行事、実習の様子などをInstagram等のSNSで定期的に発信し、高校生の興味を惹きつける土台を作りましょう。また、Instagram広告などのSNS広告をターゲティング配信することで、幅広い潜在層や社会人へアプローチすることも効果的な戦略です。
2. 高校生が自ら発信したくなる「SNS映え」するイベント企画
オープンキャンパス等のイベントにおいて、参加した高校生自身にSNSで発信してもらう仕掛け作りも強力な広報戦略となります。例えば、美容や服飾系の専門学校であれば体験授業で制作した作品、自動車や医療・歯科衛生系の専門学校であれば実際の制服を着た姿や専用の機材・自動車と一緒に写真を撮れる機会を設けます。「どのような写真があれば高校生がSNSに投稿したくなるか」という視点でイベントを設計し、指定のハッシュタグをつけて投稿した参加者にプレゼントを渡す企画などを実施することで、高校生を通じた自然な認知拡大や口コミ効果が期待できます。
3. 在校生・入学予定者を「最強の広報担当者」に育てる
SNS広報を活性化させるためには、教職員だけでなく「学生(在校生や入学予定者)」を巻き込むことが重要です。高校生の後輩たちは、先輩がSNSで発信する「楽しく充実した学校生活の近況」に大きく影響を受けます。そのため、入学予定者の段階から内定者イベント等を通じていち早く学校のファンになってもらい、SNSでの投稿に協力してもらう体制を構築します。また、学生広報スタッフを組織化し、彼らの主体性を引き出しながら、学生目線でのリアルなSNS発信や撮影協力を任せることで、高校生にとってより共感しやすく説得力のある広報活動が可能となります。
4. LINEを活用した「進路アドバイザー」としての継続的フォロー
現代の高校生の主な連絡手段は、電話やメールからLINEやSNSへと完全に移行しています。集客した高校生を確実に出願へ導くためには、LINEを用いた個別のナーチャリング(育成)とフォロー体制の構築が必須です。オープンキャンパスでは、教職員から一方的に売り込むのではなく、年齢の近い在校生スタッフからLINEの友だち登録を促すことで登録率を高めます。登録後は、単なる「広報担当者」としてイベント誘導を押し付けるのではなく、生徒の悩みに寄り添う「進路アドバイザー」としての立場で継続的にコミュニケーションを取ることで、他校と比較している高校生の志望度を段階的に引き上げることができます。
【船井総研の提言】
専門学校のSNS活用は、単なる情報発信ツールから、高校生との関係構築とクチコミ創出の要へと進化しています。船井総合研究所では、最新のデジタルマーケティング戦略から、在校生を巻き込んだ広報組織の立ち上げ、LINEを活用した出願誘導の仕組み化まで、貴校の「Web訴求力・環境1番化」に向けた実行支援を伴走型でサポートいたします。

