Q.専門学校の効果的な高校訪問の方法は?

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執筆者船井総研教育・保育業界コンサルグループ
コラムテーマ経営課題FAQ
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A.専門学校の効果的な高校訪問の方法は、事前の情報収集と優先順位付けに基づいた「戦略的営業」の徹底です。過去の入学実績や高校の属性から重点校を絞り込み、担当者を固定して関係を深めることが重要です。また、単なるパンフレット配布に留まらず、出張授業の提案や競合状況のヒアリングを行うことで成果に繋がります。

1.事前の情報収集とアポイント取得の徹底

効果的な高校訪問の第一歩は、訪問前のアポイント取得と綿密な情報収集です。ただ漫然と訪問するのではなく、事前にその高校の進路情報(大学進学と専門学校進学の割合など)や、過去の自校への入学実績を確認しておくことが不可欠です。さらに、以前訪問した際の担当教員の役職や氏名を把握し、該当高校出身の在校生や直近の卒業生の近況(就職先や学校での活躍など)をエピソードとして語れるレベルで準備しておくことで、高校の先生との会話が弾み、信頼関係の構築に直結します。

2.訪問高校の「優先順位付け」と担当者の固定

限られた時間と人員の中で成果を最大化するためには、訪問する高校にA・B・Cといった優先順位(ランク付け)を行うことが重要です。優先順位は、過去の入学実績だけでなく、高校の生徒数、偏差値、専門学校進学の割合、通学しやすい立地かどうかなどを総合的に加味して決定します。その上で、優先度の高い重点校に対しては年に2回以上の訪問を実施し、さらに訪問担当者を毎年同じ人に固定することで、高校側との強固なパイプを築くことができます。

3.最新データを用いた資料提示と戦略的ヒアリング

訪問時に持参する資料は、単なる学校案内にとどまらず、就職率や資格取得率、具体的なサポート体制などを数値やデータで客観的に示せる内容へと毎年アップデートしておく必要があります。また、訪問時は自校のアピールだけでなく、外部環境を把握するための「ヒアリング」も重要な目的です。大学進学意向の強まりや、同系統の分野で人気を集めている競合校の状況、さらには高校1・2年生の早期段階での興味関心度合いなどを意図的に聞き出し、今後の募集戦略に活かしましょう。

4.キャリア教育に貢献する「出張授業」の積極的な提案

単にパンフレットを置いて帰るだけの訪問から脱却し、高校のキャリア教育の一環として「出張授業」の提案を行うことが、学生募集に直結する有効な手段です。提案書を持参して授業の機会を獲得した際は、授業のクオリティにこだわるのはもちろんのこと、参加した生徒に対して「向いているよ」「すごく上手だね」としっかり褒める声掛けを意識してください。専門職に対する自信と興味を引き出し、オープンキャンパスへの来校へと自然に誘導することができます。

5.高校訪問結果の「データ集約」と一元管理

どれほど質の高い高校訪問を行っても、その結果が担当者の手書きメモや頭の中だけにとどまり「ブラックボックス化」してしまっては組織力は向上しません。高校訪問で得られた情報は、Googleフォームや専用の管理システムなどを活用してデータとして記録し、教職員全員が一括で確認できる状況を作ることが必要です。会議等で定期的に振り返りを行い、属人的な営業から組織的な営業へと転換することが、持続的な歩留まり率・出願率の向上に繋がります。

【船井総研の提言】

少子化や競合激化が進む中、従来のアナログで前例踏襲な高校訪問だけでは十分な母集団形成は困難です。専門学校が生き残るためには、ターゲット校の優先順位付けや出張授業の提案といった「広報の基本レベル」を徹底し、組織全体で営業の質を底上げする「高位標準化」が不可欠です。戦略的な連携営業をやり切り、高校との強固な信頼関係を構築して次世代の地域一番校を目指しましょう。

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執筆者 : 船井総研教育・保育業界コンサルグループ

船井総研の教育・保育業界コンサルグループは、私たちは、園・学校・スクールという枠組みを超え、すべての教育機関が「地域の持続的な成長を支える心臓部」へと進化することを支援します。コンサルティング事業で培ってきた成功モデルを武器に、ほぼすべての業種・テーマをカバーしております。経営に関するお悩みを幅広く解決いたしますので、是非お気軽にご相談ください。

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