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株式会社 船井総合研究所 福祉グループ マネージャーの児玉 梨沙です。
暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。新年度の体制が落ち着いたこの時期、次年度の採用に向けて少しずつ動き出している園様も多いのではないでしょうか。
そのような中で、経営者様からよく伺うのが、次のようなお悩みです。
「求人媒体にお金をかけているのに、思ったほど応募が来ない」
「人材紹介会社からの電話が多く、採用コストが高止まりしている」
「自園に興味を持ってくれている人はいるはずなのに、直接応募につながらない」
こうした状況の時、つい「もっと別の求人媒体を増やさなければ」と考えがちですが、その前に一度確認していただきたいことがあります。
それは、自園の求人が、Web上でどのように見えているかです。
実は、採用がうまくいかない園の中には、そもそも公式の求人情報が見つかりにくかったり、古い求人情報が残っていたり、紹介会社の求人ページばかりが目立っていたりするケースが少なくありません。つまり、採用が弱いのではなく、求職者から見た「見え方」が整っていないのです。
そこで本日は、保育園・幼稚園・認定こども園の経営者様に向けて、求人媒体を活用するうえで最低限押さえていただきたい確認ポイントを整理してお伝えします。
「掲載すること」ではなく「見つかること」が採用活動の出発点
採用活動において、「求人媒体を使っているかどうか」はもちろん重要です。
しかしそれ以上に、求職者から見て自園の求人がきちんと見つかる状態になっているかが重要です。
・過去に掲載した求人情報がWeb上に残っている
・現在募集しているはずの求人が、実際には掲載されていない
・公式ホームページよりも、紹介会社や転職サイトの求人ページの方が目立っている
・InstagramやGoogle検索では園の雰囲気は伝わるが、採用募集の有無が分からない
この状態では、せっかく園名で興味を持って検索してくれた求職者がいても、直接応募にたどり着けず、他媒体へ流れてしまいます。結果として、採用単価が上がり、経営を圧迫する要因にもなります。
チェックポイント:自園の求人がどのように表示されているか
まず取り組んでいただきたいのは、自園の施設名で検索することです。
経営者様や本部のご担当者様は、日々の業務の中で自園の情報を見慣れているため、「当然、求人も出ているだろう」と思いがちです。しかし、実際に検索してみると、想定と異なる表示になっていることがあります。
たとえば、
・数か月前、あるいは前年の古い求人情報が残っている
・雇用形態や勤務地、給与条件が古いまま表示されている
・求人媒体への掲載依頼をしたつもりが、実際には掲載が止まっている
・採用ページが存在していても、検索結果から見つけにくい
といったケースです。
特にWeb上では、各種求人サイトや情報まとめサイトに、過去の掲載情報が自動的に取り込まれて残ることがあります。園としては更新したつもりでも、求職者から見ると古い情報に見えてしまうのです。これでは、応募機会の損失だけでなく、園に対する不信感にもつながりかねません。
採用が本格化する時期だけでなく、最低でも月1回は「園名検索」を行い、自園の求人の見え方を確認する習慣をつけていただきたいと思います。
チェックポイント:「~はず」の施策は本当に実行されているか
採用現場では、「掲載しているはず」「担当者に依頼したはず」という認識違いも意外と多く発生します。
・原稿の差し替え依頼をしたが、反映されていなかった
・募集終了後に停止したつもりが、そのまま残っていた
・新しい募集職種が追加されていなかった
・そもそも応募導線のリンクが切れていた
このような人的ミスは、どの法人でも起こり得ます。だからこそ、採用を担当者任せにせず、定期的に「見え方」を点検する仕組みが必要です。
採用活動は、求人を出した時点で終わりではありません。
「掲載した」ではなく「正しく見られているか」で管理することが大切です。
チェックポイント:紹介会社の電話は求人がうまく掲載されていないサイン?!
まず前提として、人材紹介会社を活用すること自体は悪いことではありません。
実際に、急ぎの採用や専門性の高い採用において、適切な人材とマッチングしてくれるケースもあります。紹介会社と良好な関係を築き、うまく付き合っていくことは重要です。
ただし、問題なのは、本来は直接応募になり得た求職者まで、紹介会社経由になってしまっている状態です。
最近は、求職者自身が「まず園名で検索する」という行動をとることが増えています。
見学で園を知った方、知人から紹介された方、InstagramやGoogleマップで園に興味を持った方が、そのまま施設名を検索する流れです。
その時、検索結果に出てくるのが紹介会社や転職サイトの求人ページばかりだった場合、求職者は特に意識せずそのページから応募することがあります。
求職者本人には「紹介会社を使った」という認識が薄く、単純にネットで見つけた応募先に進んだだけ、という感覚のこともあります。
しかし、園側から見ると、それは紹介料が発生する応募です。
つまり、園名検索の結果がどうなっているかは、採用数だけでなく採用コストの構造にも影響します。紹介会社からの電話が頻繁にかかってくる、紹介経由の比率が高い、と感じる場合は、媒体選定だけでなく、公式情報の露出状況そのものを見直す必要があります。
具体的には、次の3点を確認していただきたいと思います。
・公式ホームページ内に採用ページが分かりやすく設置されているか
・募集職種、雇用形態、勤務地、見学案内が最新情報になっているか
・スマートフォンで見た時にも、すぐ応募・問い合わせできる構成になっているか
採用ページがあっても、トップページから辿りにくかったり、募集しているのかどうかが分かりにくかったりすると、求職者は離脱してしまいます。
明日から取り組みたい!求人媒体活用のチェックポイント
最後に、明日から実践していただきたい確認項目を整理します。
①園名検索を月1回行う
公式ホームページ、求人媒体、紹介会社のページ、Google上の表示内容を確認し、古い求人情報や誤掲載がないかを点検します。
②公式採用ページを最新化する
募集職種、条件、写真、見学導線、応募方法を最新化し、スマートフォンでも見やすい状態に整えます。
③直接応募の導線を増やす
Instagram、Googleビジネスプロフィール、ホームページのお知らせ欄などにも採用情報を掲載し、「この園は採用中である」と伝わる接点を増やします。
④紹介会社依存の構造を見直す
紹介会社経由の採用比率が高い場合は、公式情報の露出不足がないかを確認し、直接応募が増える設計へ見直します。
「自園の求人が、求職者からどう見えているのか分からない」
「紹介会社経由が増えており、採用コストを見直したい」
「ホームページやInstagramを採用にも活かしたい」
そのようなお悩みがございましたら、ぜひ船井総合研究所の無料相談をご活用ください。貴園の採用状況や媒体活用の実態を整理したうえで、直接応募を増やすための具体策をご提案いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


