まだ実施していない園は要注意!?次年度の安定経営に直結する「進級調査」の進め方

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更新日
執筆者塚本 実和子
コラムテーマ経営戦略
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園児確保やクラス編成に直結!手間をかけずに職員の定着率もアップさせる一石二鳥の調査方法とは?

いつもお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の塚本でございます。

最近は季節の変わり目のせいか天気が不安定な日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、秋を迎えるにあたり、次年度の運営に向けた準備を意識し始める時期かと思います。
園児の充足状況や人員配置を計画する上で欠かせないのが「進級調査」ですが、実は、そもそも事前の進級調査を実施していないという園も少なくありません。

本日は、次年度の安定経営に向けてぜひ行っていただきたい進級調査の重要性と、業務負担をかけずに職員のモチベーションアップまで叶える画期的な方法をお伝えします。

まずは「進級調査」の実施を!Googleフォームの活用で双方の負担を軽減

次年度の計画を立てる上で、「何人の園児が継続し、何人が退園する可能性があるのか」を早期に把握することは非常に重要です。

進級調査を行っていないと、年度末になって急な転退園が発覚し、次年度の募集計画や職員の配置計画が大きく狂って定員割れを引き起こすケースもあります。
だからこそ事前の意向確認は必須と言えます。

しかし、「新しく調査を始めるのは、プリントの配布や集計などの事務作業が増えて現場の負担になりそう…」と懸念される方もいらっしゃるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、Googleフォームなどを利用したWEBアンケート形式での実施です。

Googleフォームを使えば、保護者の回答データが自動的に表計算ソフトに集計されるため、手作業での入力や確認の手間が劇的に削減されます。

また、保護者にとっても紙を紛失する心配がなく、スマートフォンからスキマ時間でサッと手軽に回答できるため、提出率が上がりやすいという大きなメリットがあります。

調査項目に一工夫!「感謝のコメント」が次年度の職員定着に繋がる

進級調査をWEBで実施する際、単なる「来年度の利用意向の確認」という事務連絡だけで終わらせてしまうのは非常にもったいないです。

ぜひ取り入れていただきたいのが、アンケート項目の中に「先生たちへの感謝のコメント」「園への応援メッセージ」を自由記述で入力できる欄を用意することです。

保護者の方は、「日頃から感謝しているけれど、毎日の送迎時はバタバタしていて直接伝えられない」という思いを抱えていることが多く、この項目を設けるだけで想像以上に温かいメッセージがたくさん集まります。

集まった感謝の声は、集計して必ず先生たちへ共有してください。
「自分の日々の頑張りを、保護者の方がしっかりと見てくれている」と実感することは、先生たちにとって何よりのモチベーションアップになります。

このようなやりがいや充実感の醸成が、結果として「来年度もこの園で頑張ろう」という先生自身の次年度継続や離職防止に直結していくのです。

いかがでしょうか?

より具体的な実施方法や実例については、個別の経営相談でお伝えすることが可能ですので、少しでも気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

執筆者 : 塚本 実和子

早稲田大学教育学部卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。 入社以来、200以上の保育事業者とかかわる中で、「園の成長には現場職員の主体的な協力が不可欠」と感じ、保育士資格を取得。経営者の視点に立った戦略的な事業計画の策定と、現場職員の方々の視点に寄り添った実行性の高い改善策を両立させることを大切にする。 提供するコンサルティングサービスは多岐に渡る。経営の根幹である園児募集による収支改善から、「地域で選ばれ続ける園」となるための児童発達支援事業(インクルーシブ保育)の新規立ち上げ支援。さらには、職員の理念浸透を目的としたブランディングブックの作成や研修など、組織と事業の両面からサポートする。 経営者自身も気づいていない潜在的な課題にアプローチするため、経営者・現場職員いずれに対しても丁寧な対話を重ね、お客様の持続的な成長を導くことに尽力している。