【現地視察】少子化時代を生き抜く「子育てワンストップサービス」|選ばれ続ける園・法人経営のポイントとは

  • 保育園・こども園・幼稚園
公開日
更新日
執筆者児玉 梨沙
コラムテーマ経営戦略
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いつも コラムをご覧いただきありがとうございます。
株式会社 船井総合研究所 マネージャー 児玉 梨沙です。

これまで複数回にわたり、社会福祉法人 梅花福祉会様の事例を取り上げながら、少子化時代を生き抜く「子育てワンストップサービス」について解説させていただきました。

第1回:【現地視察】話題の「産後ケア」をこの目で見れる!少子化時代に保護者から選ばれ続ける子育てワンストップサービス

第2回:【現地視察】園の敷地内に児発・放デイを開設!認定こども園との連携のポイントとは

第3回:【現地視察】15年で9施設へと急拡大!地域の声に応え続けて実現した、0歳から12歳までの「切れ目ない支援」

第4回:【現地視察】幹部職員によるパネルディスカッション有|多角化・多機能化経営の鍵となる「施設間異動」と「多様なキャリアパス」

視察ツアー前 最後の案内となる本日は、過去のコラム内容も振り返りながら、選ばれる園・法人経営のポイントについて解説します。

0歳から12歳まで支える「多角化・多機能化」が永続の鍵

埼玉県本庄市で50年以上の歴史を持つ社会福祉法人 梅花福祉会様。かつては1法人1施設の運営体制でしたが、この15年で9施設へと急拡大されました。

その原動力は、単なる規模の拡大ではなく、地域のニーズ(地域の声)に応え続けた結果として、0歳から12歳までの切れ目ない支援を一つの法人内で完結させる体制を構築したことにあります。

これからの園経営において、「預かり」のみの単機能な施設は、少子化の波に真っ先に飲み込まれてしまいかねません。地域で生き残り続けるために、保護者や地域の方々に選ばれ続けるために法人が目指すべきは、地域の子育て支援の「ハブ(拠点)」となることです。

「産後ケア」を入り口に、相乗効果を生み続ける施設連携・展開

梅花福祉会様が実現しているワンストップサービスの最大の特徴は、各事業が単独で存在するのではなく、強力な相乗効果(シナジー)を生んでいる点です。

産後ケア事業での関わりが、子育て支援センターへの来園を促し、結果として出生数が減少する中でも、「0歳児入園の待機」が発生するほどの好循環を生んでいます。また、認定こども園の担任と、児童発達支援の児発管が密に連携することで早期療育を実現。卒園後も学童や放課後等デイサービスで継続して見守る体制を構築しているため、保護者は安心してサービスを利用し続けることができます。

このように、入口(産前産後期)から出口(学童期)までを網羅することで、地域内でのシェアを獲得しています。

専門職が集まり、若手が輝く「プロ集団」への進化

多角化・多機能化は、経営の安定だけでなく、深刻な「採用難」への解決策にもなります。

多角化・多機能化により、看護師や学校教諭などの多様な専門職が法人に集まることで、多様な才能が融合するプロ集団へと進化しました。新卒入職の職員が20代で管理職を任されるなど、年齢に関わらず挑戦できる風土が根付いています。

また、産休・育休復帰後も、自身のライフスタイルに合わせて最適な職場環境(認定こども園、児発・放デイ、産後ケア等)を選択できるため、職員一人ひとりが「長所」を活かして長く輝き続けられる組織づくりを実現されています。

2026年5月21日(木)開催|梅花福祉会様 現地視察セミナーのご案内

今回ご紹介した梅花福祉会様の、少子化時代に保護者から「選ばれ続ける」子育てワンストップサービスを現地で見ることができるセミナーを開催します。

今回の視察セミナーでは、実際に各事業を支える幹部職員の方々にご登壇いただき、パネルディスカッション形式で「職員のリアルな本音」に迫ります。

本セミナーは定員が限られておりますので、お早めのお申込みをお勧めいたします。

<このようなお悩みを抱える経営者の皆様におすすめです>
・認定こども園、学童クラブ、児発・放デイ、産後ケアを繋ぐ「子育てワンストップサービス」の実践例を直接見たい
・少子化・人口減少時代において、こどもを核とした多角化・多機能化経営を目指している
・保育園が手掛ける「産後ケア事業」の立ち上げから運営ノウハウのリアルを知りたい
・保育現場と密接に連携した児童発達支援・放課後等デイサービスの具体的な成功モデルを学びたい
・事業の多角化を通じて、職員の多様なキャリアパスを提示し、職員の定着を図りたい
・各事業を牽引する現場職員の本音を直接聞き、次世代の管理職育成や組織づくりのヒントを得たい

【開催概要】 
日時:
2026年5月21日(木)  集合11:30(開始 12:00)/開催17:30(予定)

視察会場:
社会福祉法人 梅花福祉会 コウガの森・共和(埼玉県本庄市児玉町蛭川885)

参加料金:
一般価格(1名様):税込 66,000円 
会員価格(1名様):税込 52,800円 

執筆者 : 児玉 梨沙

宮崎県出身。東京大学教育学部を卒業後、船井総合研究所に入社。 保育園や幼稚園などの子ども・子育て支援分野、そして児童発達支援・放課後等デイサービスや就労継続支援事業など、障がい福祉分野において、事業展開、マーケティング戦略、マネジメント戦略など、多岐にわたる分野でコンサルティングを行う。 自治体の「こども計画」策定などにも携わっており、豊富な実績と、官民双方における幅広い経験に基づき、クライアントに最適なソリューションを提供する。